堂本印象美術館
美術館規模 小
専用駐車場 無
アクセス方法
京都駅からバス。
お勧めアクセス法
建物の真ん前にバス停があるので、バスを使うのが便利でしょう。京都市内は公共交通機関での移動が原則。
コメント
展覧会レポート
「花鳥風月のこころ」 2006.7/4〜10/15
堂本印象とは、文化勲章も受章した日本画の大家でありながら、表現の可能性を追求するために渡欧した後、抽象画までも描くようになったという実に多彩な画家である。この美術館の建物のいかにも爆発した外観は、恐らく晩年の彼が至った境地によるものなのだろう。なお今回の展覧会は、そのような爆発した作品ではなくて、まともな日本画の方である。
こうして彼の花鳥画を見てみると確かにうまい。単に技量のなさをごまかすために抽象画に逃げた輩ではないのは分かる。また上手ではあるが、単に規制の枠にはまるだけでなく、そこに独自性を出そうとしているのが滲んでいるのは何となく感じられる。特に私の印象に残ったのは、猫を描いていた絵が妙に漫画チックに見えたこと。好き嫌いはともかくとして、興味の尽きない画家である。
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