展覧会遠征 大阪ライブ編35

 

 今日は日経の読者対象の大フィルコンサートがフェスティバルホールで開催されたので聴きに行く。私は日経なんか買っていないんだが、私の知人からチケットをもらった次第。

 

 どうも最近は胃腸の具合が良くないので、夕食は梅田第2ビル地下の「つけ麺紋次郎」つけ麺を頂く。多分さば節を使っているんだろうが、かなり濃厚な魚介風味のするラーメン。極太麺に濃いめの付け汁がよく合う。

  

 夕食を終えるとホールへ移動。ホールは1階と2階がほぼ満員。結構入っている。日経の読者対象のためか、いつもの大フィルコンサートよりは客層がややブルジョア系であるのを感じる。


日経ご愛読者キャンペーン2018 大阪フィルハーモニー交響楽団コンサート

 

指揮:齋藤一郎

 

ムソルグスキー 交響詩「はげ山の一夜」

ボロディン 交響詩「中央アジアの草原にて」

ボロディン 歌劇「イーゴリ公」より だったん人の踊り

ムソルグスキー 展覧会の絵

 

 オールロシアプログラムで一般に馴染みのある曲と言うことで、名曲コンサートという趣である。指揮者の齋藤一郎は奇をてらわないオーソドックスな指揮であって個性が乏しい。そのせいか、一曲目のはげ山の一夜からかなりあっさりテイスト。この曲はもっとおどろおどろしい方が面白いのだが、全体的に非常に淡泊な印象を受ける。また大フィルの方も依頼公演ということでか、やや流して演奏しているきらいも感じられ、今ひとつ熱気のようなものがない。

 空気が一変したのがアンコールで芥川也寸志の交響曲の一部を演奏した時、指揮者の曲に対する把握度が高いことを感じられた上に、大フィルの音色も突然に気合いの入ったものとなり、この日一番の熱演。どうも両者ともに何らかの因縁のある曲であるように思われた。


 やはり定期演奏会などとは少々印象が違うなというのが本音であった。

 

 

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