展覧会遠征 大阪ライブ編32

 

 今日はいずみホールで開催される関西フィルのコンサートに行くことにした。今年は2回連続でデュメイにすっぽかされたので、かなり久しぶりのデュメイの公演である。

 

 仕事終了後に京橋まで移動すると、夕食を近くで摂ることにする。立ち寄ったのは京橋駅南の「印度屋」「カツカレー」を注文。口当たりはやや甘めのカレーなのだが、遅れて辛みがやってくる。最初の口当たりの甘さに反して、実はかなりスパイシーなカレー。なかなかいける。またカツも薄めだが結構うまい。なおリクエストで辛さを増すことも出来るようである。

  

 夕食を終えるとホールへ移動する。ただ大阪ビジネスパークを経由するルートでいずみホールに向かうと結構遠回りをさせられることになる。

 ホールに到着したのは開場の10分前ぐらい。ただ寒空の下で開場を待っている客が結構いたことから、ホールが開場を早めた模様。やはりこのぐらいの融通は利かせるのが正解。他のホールも少しは見習って欲しいところ。特に屋外で待たされるザ・シンフォニーホールは。

 


関西フィルいずみホールシリーズ44

 

指揮:オーギュスタン・デュメイ

チェロ:アントニオ・メネセス

 

シューマン:「マンフレッド」序曲 作品115

シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 作品129

シューベルト:交響曲第8(9)番 ハ長調 D.944 「ザ・グレイト」

 

 メネセスのチェロの非常に落ち着いた美しい音色には感動させられる。久しぶりにチェロっていい音を出すんだなと感じさせられた。

 デュメイのザ・グレートはかなり速めのテンポのキビキビしたもの。今まで聴いたことのないような速度であり、これには面食らう。ただし無闇矢鱈にぶっ飛ばしているのではなく、ここ一番になると速度を落として聴かせるという緩急の激しいもの。下手な演奏をするとダラダラしてしまうことのあるこの曲の場合、このテンポでメリハリを効かせた演奏は一つの正解と言える。また結構細かくテンポを変えるデュメイの指揮に対し、オケの方もきちんと追随しているのには感心した。今まで聴いたことのないグレートであったが、これはこれでありと感じた。


 なかなかの演奏であった。やはり未だにデュメイと関西フィルの組み合わせはなかなかに強力であると言うことを再認識させられた次第。

 

 

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