展覧会遠征 西宮ライブ編6
さて昨日は大津までオペラを聴きに行ったところだが、今日は西宮でPACのコンサートのチケットを確保している。いささか疲労が残った体にむち打って出かけることにする。昼食は久しぶりに三宮の「灘」で「カキフライ定食」を頂く。こういう疲労時にはカキドーピングに限る。
昼食を終えると西宮へ。ただ到着時間がまだ早かったので西宮ガーデンを少し散策する。やたらに馬鹿でかいから疲れるのと、吹き抜けが多いのが私のような高所恐怖症のある人間にはつらい構造である。
西宮ガーデンを一回りしたところで開場時刻となるのでホールに戻る。
第91回定期演奏会 ヴェデルニコフ&クニャーゼフ ザ・ロシア!
指揮 アレクサンドル・ヴェデルニコフ
チェロ アレクサンドル・クニャーゼフ
管弦楽 兵庫芸術文化センター管弦楽団
チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲 イ長調
ショスタコーヴィチ:交響曲 第10番 ホ短調
アレクサンドル・クニャーゼフはなかなかの名手。安定したテクニックで魅力的な演奏を繰り広げた。
ショスタコの10番はなかなかの熱演であった。アレクサンドル・ヴェデルニコフの指揮は明るく豪快に鳴らしてくるタイプ。先日のロジェストヴェンスキーのような緊張感はあまりないが、躍動感のある元気な演奏という印象で、若いPACのキャラクターともマッチしているようであった。
熱演ぶりに場内はなかなかの盛り上がりであった。鳴り止まない拍手にアレクサンドル・ヴェデルニコフが何度も出たり入ったりする状態。熱気を帯びたままコンサートは終了したのである。
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