展覧会遠征 大阪ライブ編25
今日は関フィルの定期演奏会。少し趣向を変えて演奏会形式のオペラである。
関西フィルハーモニー管弦楽団第276回定期演奏会
[指揮]飯守泰次郎(関西フィル桂冠名誉指揮者)
[テノール]二塚直紀(トリスタン)
[ソプラノ]畑田弘美(イゾルデ)
[バス・バリトン]片桐直樹(マルケ王)
[メゾ・ソプラノ]福原寿美枝(ブランゲーネ)
[バリトン]萩原寛明(クルヴェナール)
[テノール]松原友(メーロト)
[テノール]谷浩一郎(牧童)
[管弦楽]関西フィルハーモニー管弦楽団
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」第3幕(演奏会形式による言語上演、字幕付き)
ワーグナーの音楽は「悪魔的」とさえ表現される官能性が特徴の一つであるが、このコッテリとしたサウンドは、デュメイに鍛えられた関フィルの弦楽セクションによってあますところなく表現されている。飯守の指揮も的確に音楽を盛り上げている。
テノールの二塚、ソプラノの畑田の両主役は十二分なほどに力強くて表現力に満ちている。もっとも瀕死の人物にしては生命力に満ちすぎていたような気もするが。
私自身はオペラはあまり得意でなく、ホールでオペラを体験するのはこれが初めてなのだが、思いの外楽しめた。これはまた趣味が広がったかも・・・。
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