展覧会遠征 西宮ライブ編3
今日は西宮のライブに繰り出すことにした。昼食は三ノ宮の「肉のツクモ」でステーキ丼を頂く。
トーンキュンストラー管弦楽団に2万円近くも出す気がせず、チケット代をケチったので今回は4階席の4列目。ここの4階席は初めて来るがかなり高い。ハッキリ言って高所恐怖症の私にはかなりツラい席である。
佐渡裕指揮 トーンキュンストラー管弦楽団
音楽監督・指揮 佐渡 裕
ピアノ アリス=紗良・オット
管弦楽 トーンキュンストラー管弦楽団
■プログラム
ハイドン:交響曲 第6番 ニ長調「朝」
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 作品15
ブラームス:交響曲 第4番 ホ短調 作品98
今日が来日ツアー最終日と言うこともあるのか、佐渡もオケも明らかにノリが良い演奏であった。トーンキュンストラー管弦楽団は明るい音色でグイグイと押してくる印象のオケで非常に元気が良い。
アリス=紗良・オットの演奏は非常にエレガントな演奏という印象。タッチは非常に力強いのであるが、決して雑な印象の演奏にはならない。今回は曲目もあって、あまりテクニックが前面に出てくるという感じではなかった。
ブラームスもトーンキュンストラー管弦楽団はパワーでグイグイ押してくるのだが、惜しむらくはこのオケは音色に陰影がない。そのためにブラームスにしてはやや深みに欠ける感が無きにしも非ずである。また佐渡の指揮もその傾向に拍車をかけている。
アンコールはビツィカートポルカと雷鳴と電光であったが、こちらの方がオケの本領という感の演奏であった。ノリノリの名演。場内も割れんばかりの拍手となったのである。
かなり盛り上がったコンサートだが、演奏終了後には佐渡裕自らが現れて熊本地震の募金を集めていた。こういう人気者が音頭を取るのは大いに結構なことである。
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