大阪市立東洋陶磁美術館

 

中之島の公会堂の隣にある渋い建物

公式HP

美術館規模 中

専用駐車場 無

アクセス方法

 地下鉄御堂筋線、京阪電車「淀屋橋」駅から徒歩

お勧めアクセス法

 中之島といった大阪の中心部なので、地下鉄と徒歩で行くのが便利。日曜・祝日には辺りは車両進入規制有り。

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展覧会レポート

 

「梅瓶(メイピン) - 高麗と日本のかけ橋 - 」 2006.8/2〜1/28

 梅瓶とは中国や韓国・日本などで酒器として作られた瓶とのこと。特に高麗時代に多く作られた梅瓶が高級品として知られているという。本展ではそのような高麗陶磁の梅瓶を展示している。

 のであるが、やはり陶器には全く疎い私には「ふーん、綺麗ね」で終わってしまう。残念ながら文様がどうとか、光沢がどうとか云々するだけの知識も鑑識眼も持ち合わせていないので、猫に小判というやつである。陶器好きの人なら興味が尽きないのだろうが。

 

「高麗青磁の誕生」 2004.9/18〜12/12

 朝鮮半島の陶磁器では美しい翡色をした高麗青磁が有名であるが、その発祥についてははっきりとした事実はまだ分かっていない。高麗青磁は中国の越窯の影響を受けていると言われているが、その伝わった時期などについては9世紀から10世紀まで諸説が存在し、未だに定説が確立できていなかったという。しかし最近になって韓国の芳山洞の発掘の結果から、10世紀頃に越窯から伝わってきたことを示す碗が発掘され注目されているという。本展ではその最新の考古学的成果について展示している。

 なお常設展もあり、こちらでは中国や日本の陶磁器が展示されている。陶器に関しては全く無知である私であるが、それでも時々ハッとする作品がいくつかあり、それらはことごとく国宝や重要文化財であった。こうして見てみると意外と違いがあるものである。当美術館は交通的にも便利な位置にある(中の島公会堂横)ので、暇つぶしに寄ってみられるのもよいかと思う。

 

 

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