兵庫陶芸美術館
美術館規模 中
専用駐車場 有
アクセス方法
福知山線「相野」駅下車、駅前より神姫バス「兵庫陶芸美術館」または「清水」行き乗車15分
お勧めアクセス法
バスの本数などはどうしても限られてしまう。やはり車で行くのが一番現実的。
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展覧会レポート
「人間国宝 松井康成の全貌」 2006.9/9〜10/22
松井康成は「練り上げ」と呼ばれる技術を用いて、独自の作品を開拓していった陶芸家であるという。練り上げとは、色の異なる粘土を板状にして積み重ね、その断面を切り出してつなげることで独特の縞模様のある生地を作り上げていく技法である。彼はその技法をさらに独自に発展させ、多様な質感の作品を生み出している。
さて正直なところ陶器には全く関心のなかった私なのだが、本展を訪れたのは先に訪問した倉敷市立美術館での陶芸展が意外に面白かったことから、たまには陶器でも見てみようかという気まぐれが起きたためである。
さて作品の方なのだが、やはり陶器には全く素人の私には細かいことはよく分からないのだが、作品としてはなかなかに面白いと感じさせられた。特に彼の作品は無意味に奇抜な形を競う作品ではなく、ごく普通の壺などを作りながら、その複雑で鮮やかな文様で勝負しているというのが個人的には好印象であった。また場内では彼の制作風景のビデオが上映されており、それを見ることで私のような素人にも彼の製作技法が理解できるという仕掛けになっており、それが非常に勉強になった。丹波くんだりまででかけた収穫はあった。
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