芦屋市立美術博物館
美術館規模 小
専用駐車場 無(付近に公営駐車場有)
アクセス方法
阪神芦屋駅からバス
お勧めアクセス法
かなり辺鄙にあるせいで、公共交通機関を使う気になれない。事実上車で行くしか方法がない。
コメント
展覧会レポート
「コシノヒロコ展」 2004.9/12〜11/23
世界的に有名なファッションデザイナーであるコシノヒロコの洋服だけでなく、書や絵画などの作品をも一堂に集めた展覧会である。
正直に言うと、私はファッションデザイナーについては「実用性のない服を作っているだけの訳の分からない職業」という偏見を持っている。というわけで、実はこの展覧会に関しては完全に冷やかしモードで立ち寄ったのである。
しかし予想に反して意外と楽しめた。私にはコシノヒロコデザインの服のセンスについて云々出来る資格はないので、個別の作品の善し悪しは分からないが、美術博物館に特設された会場にズラッと並べられた作品は、まさに現代彫刻のオブジェのようで、美術博物館全体が謂わば一つのパビリオンになったような印象であった。また絵画については、個別の作品についてはこれは明らかに平凡かつ退屈と断言できるのだが、このパビリオン内に配置されることによって、背景として非常に生きてくるのである。つまり私がこの展覧会で最も感心し、かつ楽しめたのは空間設計の巧みさであったわけだ。
もっともこれだけのために、1000円というこの手の展覧会としてはやや高めの料金を払う価値があるかは微妙なところだ。やはりメインターゲットはコシノヒロコデザインの洋服に興味のある女性といったところか。
「リフレクション山崎つる子」 2004.7/10〜8/29
かなり一般的な現代芸術(笑)。色の使い方にこだわっているようで、極彩色の作品は目をひくし、ビー玉を使用した作品など、面白くは感じた。しかしながら、面白くてもそれで終わりといった印象。特に絵画は極めて平凡と感じずにはいられなかった。
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