展覧会遠征 大阪ライブ編36

 

 先日に続いて今日もコンサートの連チャンになってしまった。正直なところ、こう連日大阪に繰り出していたら財布にも体にもキツい。

 

 体調が今ひとつなのは相変わらず(と言うか、昨日の疲れが残っていてさらに悪化している)なので夕食に何を食べようと思ってもパッと浮かばない。とりあえず洋食でも摂るかと思って「イレブン」に行こうとしたのだが、なんと本日は「勝手ながらディナーの営業を休ませていただきます」の表示が。カレーを食う気もしないし、何か食べる物をとフラフラしていたら「サバ6製麺所」の前を通りかかったので入店、「サバ醤油そば+半炒飯(950円)」を注文する。

 よくよく考えてみると昨日もラーメンだった。しかもここのラーメンも昨日と同じで魚介系の強烈なスープに極太麺という組み合わせ。これはこれでうまいラーメンなんだが、さすがに昨日とモロ被りなのは失敗だった。なお醤油ベースのチャーハンはなかなか美味くて私好み。

 

 今日は関西フィルの2018年度シーズン第1回のコンサート。ザ・シンフォニーホールは結構観客が来ているが、プログラムがかなりマニアックであるのと、今日は夜から天候が荒れると言われているせいか、会員席にチラホラと空席が見られる。

 


関西フィルハーモニー管弦楽団 第289回定期演奏会

 

[指揮]ヴォルフラム・クリスト

[管弦楽]関西フィルハーモニー管弦楽団

 

シューベルト:交響曲第3番 ニ長調 D.200

R.シュトラウス:交響詩「死と変容」 op.24 TrV 158

ウェーバー:劇付随音楽「トゥーランドット」序曲

ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容

 

 一曲目のシューベルトの3番は、曲全体の内でアンバランスに長い第一楽章に後の「ザ・グレート」などを思わせるようなシューベルトらしさが随所に現れている。第二楽章以降はあっさりとしたモーツァルト風。

 死と変容がかなりの名演。クリストの指揮は誇張や外連のない堅実なもので、キリッと引き締まった辛口の演奏。関西フィルもそのクリストの棒に従ってなかなかに優れたアンサンブルを聴かせていた。

 後半もプッチーニならぬウェーバーのトゥーランドットやヒンデミットといったかなりマイナーどころであるのだが、クリストはこれらの曲を堅実にそれでいて鳴らすべきところではバリバリ鳴らすといったメリハリの付いた演奏でなかなかに飽きさせなかった。最後まで引き締まったなかなかの名演であった。


 コンサートを終えてホールを出ると、来た時には降っていなかった雨が降り始めていた。幸いにしてまだ風は吹いていなかったので、傘をさして駅へと急いだのである。この夜は近畿各地で朝まで台風さながらの強風が吹き荒れて大荒れの天気となったのだが、幸いにして問題なく家には帰り着けたのであった。これも私の日頃の行いの良さというものか(笑)。

 

 

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