展覧会遠征 大阪ライブ編25

 

 今日は関西フィルのコンサート。元々はデュメイの指揮のはずだったのだが、デュメイが負傷したとのことで 指揮者が急遽新鋭ロッセン・ゼルゴフに変更になっている。

 

 水曜の仕事を終えると急いで大阪に移動する。ホールに移動する前に夕食を駅ナカの「博多一幸舎 エキマルシェ大阪店」で摂る。注文したのはラーメンと一口餃子。いずれもなかなかにうまい。ラーメンは細麺系の典型的な博多ラーメン。比較的あっさり目のラーメンでなかなかいける。

 夕食を終えるとホールへ。デュメイがキャンセルというせいか、会員の中にも欠席の者がチラホラいるようで、空席がパラパラとある状態。

 


関西フィルハーモニー管弦楽団第286回定期演奏会

 

[指揮]ロッセン・ゲルゴフ

[ヴァイオリン]岩谷祐之(*)

[チェロ]パヴェル・ゴムツィアコフ(*)

[管弦楽]関西フィルハーモニー管弦楽団

 

ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 op.102(*)

ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68

 

 ゲルゴフの指揮は若々しさが感じられる溌剌としたもの。ただ残念ながら若さが弱点にもなっている。感情にまかせて突っ走ってしまった印象で、今ひとつガツンと訴えてくるものがない。例えばブラームスの1番の最終楽章などは、もう少しドッシリと構えてもらいたいのだが、気持ちよくも軽快に駆け抜けてしまったというところで、あまりにサラッと終わってしまっている。

 また初顔合わせの関西フィルと急造ペアということで、関西フィルの鳴らし方をまだよく把握していないところもある。明らかに関西フィルの限界を超える音量を求めた挙げ句に音が割れてしまうという場面がいくつかあった。関西フィルの場合はもう少し音量を抑えてしっとり鳴らすのが正解なのだが、その辺りのオケの特性をまだ把握していなかったようである。


 さすがに急遽のデュメイの代役はやや荷が重かったのではという印象である。ゲルゴフについては10年後ぐらいに円熟味を深めたところでもう一度聴いてみたいところ。 

 

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